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新型うつ病についていち早く知ろう|早めの治療で病気を克服

多様なうつ病があります

看護師

別名は非定型うつ病です

新型うつ病とは、病名ではなくマスコミ用語として広まっています。そして一般的に、非定型うつ病とも呼ばれています。仕事中や自分に不都合な状況では抑うつ状態に陥るが、休日には元気になり、趣味や遊びを楽しめる状態になるという特徴があります。単にやる気がないといった状態とは違い、自分でも気持ちをコントロールするのが難しい状態をいいます。若者にみられることが多く、軽症のうつ病との鑑別が難しいことから問題となっています。そもそもうつ病とは、憂うつな気分と興味、関心が減退した状態で、落ち込んで好きなこともおっくうでやる気が出ない、考えがまとまらず仕事の効率も上がらないという状態が2週間以上続いたときに診断されます。多くの場合、食欲不振や頭痛などのからだの症状や、睡眠障害などのこころの症状も現れます。人によっては、ありもしないことを考える妄想が起きたり、幻聴が聞こえることもあります。新型うつ病は、このようなうつ病と違い、自分にとって苦痛であったり、興味がない事柄に向き合わなければならない時間には症状がでるものです。そして、自分が楽しいと感じる時間は、症状が出ないという状態をいいます。うつ病の症状は個人差が大きいため、うつ病なのか、新型うつ病なのかといった診断は慎重に行う必要があります。

薬による治療が中心です

新型うつ病は、こころの病気に分類されます。現代はストレス社会のため、こころの不調が増えているといわれます。しかし、病気の原因はまだ解明されていません。また、新型うつ病は、本人がつらくても病気として認識し、受診するまでに時間がかかるといわれています。本人よりもむしろ、周囲のほうが異常に気が付くことが多いので、異変に気が付いたら、受診を勧めるようにすると良いです。治療に使われる薬は、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠薬、気分安定薬の5種類です。これらは、症状を抑えたり、バランスが崩れた脳の状態を元に戻す薬です。脳に作用する薬が多く、同じ作用の薬でも副作用が異なるので、経過をみながら慎重に使用します。このような薬を使った薬物治療と並行して、カウンセリングや集団の関係性を利用した精神療法、実際に脳に刺激を与える身体療法が行われることもあります。新型うつ病のように、正式な病名ではありませんが、うつの特徴をよく表しているために、さかんに使われている病名は他にもあります。初老期うつ、または老年期うつ、マタニティ・産後うつ、更年期うつ、仮面うつ病などが挙げられます。仮面うつ病とは、こころの症状が現れにくく気付かれにくいうつ病をいいます。