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新型うつ病についていち早く知ろう|早めの治療で病気を克服

発症の多いうつ病

カウンセリング

新しい性質のうつ病の特徴

近年、若者に多く見られる従来型とは異なる性質のうつ病を「新型うつ病」と言います。新型うつ病には否定型や未熟型、逃避型などのタイプがあります。どのタイプにおいても、その症状がなかなか周囲に病気とは認識してもらえないのが大きな特徴です。従来型のうつ病は、真面目で責任感が強く、頑固な人がストレスを溜め込んでしまい発症するケースが殆どです。これに対し新型うつ病は、責任のある仕事を避けたがる、問題を他人のせいにする、うつ病であることを公言したがるなど、従来型とは真逆の症状が多い為に「うつ病」であることを周囲になかなか理解してもらえないのです。周囲からはただのワガママと認識されがちなのですが、当の本人は決して嘘を言っているわけでなく、本当に悩み苦しんでいるのです。また従来型と同じように、全く体が動かずに起き上がることさえできない、といった症状が現れることも少なくありません。この場合においても、周囲からはサボり癖と誤解されやすく、本当の辛さは本人にしか分からない状態となってしまいます。そして新型うつ病の大きな特徴が「過眠」です。1日10時間以上睡眠をとっているにも関わらず、日中にも眠気がくる人は新型うつ病の可能性が高いと言えます。これらの症状がある場合は、早期に精神科または心療内科に相談してみましょう。

新しい性質のうつ病の対処

新型うつ病の精神科、心療内科での治療は「薬物療法」と認知行動療法などの「心理療法」が主体となります。患者の性格や状態、うつ病の症状などを考慮して、最も適した治療法を組み合わせます。新型うつ病は抗うつ剤が効きにくい為、薬物療法では「気分安定薬」を抗うつ剤と併用する場合が殆どです。他、多様な薬剤を症状に合わせて使用し経過を見ますが、薬物療法においては治療が長期間となる場合が殆どです。次に新型うつ病の心理療法は「認知行動療法」が選択されることが多く、薬物療法との併用が基本となります。認知行動療法とは、ものの考え方や捉え方などの「認知」の仕方自体を再確認し、歪みがある場合には徐々に訂正していく心理療法です。また人間関係療法・アサーショントレーニングと言った、対人関係を上手に築く為の心理療法が選択されることもあります。最後に新型うつ病の予防として重要なのが「規則正しい生活」とされています。特に夜更かしは全体的な生活リズムの乱れに繋がりますので、遅くても12時までには就寝するようにしましょう。そして起床時は必ず日光を浴びることが大切です。適度な運動も新型うつ病の予防には有効とされていますので、可能ならば早起きを心がけ、日の出とともにウォーキングを行うと良いでしょう。