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新型うつ病についていち早く知ろう|早めの治療で病気を克服

若者に多いうつ状態

看護師

適切な治療が必要

従来のうつ病はいつも気分が落ち込み、強い自己否定を伴うのが特徴でした。これに対して新型うつ病は、好きなことをしているときには元気になり、嫌いなことをするときだけ体調が悪くなります。また罪悪感に乏しく、うつ病であることを隠そうとせず、会社を休む言い訳に使うとも言われています。性格的には新型うつ病の患者は、責任感がなく、何でも他人のせいにする傾向があるとされています。こうした特徴から、ただサボっているだけに見られがちであり、周囲の理解が得られにくいという問題があります。しかし新型うつ病は、自律神経の不調からくる病気であり、脳の中で起こっていることは、従来のうつ病と変わりません。したがって適切な治療を受けることで、健康な心と体を取り戻すことができます。新型うつ病を改善するには、まず生活習慣の見直しが大切です。食事は栄養バランスを考え、必要に応じてサプリメントなどで補うのもひとつの方法です。また規則正しい生活を心がけ、休養ばかりでなく一定のストレスをかけるのも良いとされています。場合によっては抗うつ剤や気分安定薬を用いることもあります。精神科のクリニックであれば、さまざまな治療法が選べるため人気があります。

怠け癖とは区別する

まだまだ不明な点も多い新型うつ病ですが、3つのパターンに分類する説もあります。強い疲労や過食傾向が見られる非定型うつ病、自己中心的で機嫌が悪くなりやすいディスチミア症候群、軽度の発達障害を伴う発達障害型です。あくまで仮の分類なので、ひとつの参考ではありますが、症状に合わせて治療方法を変える必要があります。新型うつ病の原因として、人格形成が未熟なこと、コミュニケーション能力が不足していること、過去にいじめや虐待を受けた経験があること、等が挙げられる場合もあります。しかしこうした要因は、病気を本人のせいにしてしまうことで、周囲の責任を回避する言い訳にもなります。職場の人間関係や労働環境に問題がある場合は、それを改善することが第一に求められます。大切なのは、新型うつ病も病気のひとつと認識することであり、単なる怠け癖とは区別しなければなりません。まわりの人々も新型うつ病の症状を理解し、患者には正しい態度で接する必要があります。一方で自分が新型うつ病に当てはまると感じた方は、精神科や心療内科でカウンセリングを受けてみることが重要です。新型うつ病は治療できる病気であり、専門的なケアで辛さや苦しさを和らげることができます。